横須賀隧道どうでしょう

♪オオオオーオオオオオオオ オ・オ・オ ト!ン!ネ!ル!
なにやら異様なテンションですがきわめて普通の横須賀隧道旅の記事です。やっといけたんですよ!噂のトンネル!横須賀は日本一トンネルの数が多いことで有名ですが、そのトンネルをぐるぐる巡る旅の第一回というわけです。ひとりで。ひたすら。ただひたすらに…。自分に追い打ちをかけるのはやめようと思います。楽しかったからいいんだよ!!
とりあえず横須賀市が出しているトンネルマップには39カ所掲載されているようです。タモリ倶楽部情報では全部で140本…?本当に…?とりあえず片っ端から!この広い横須賀を!徒歩で!!これむちゃくちゃじゃないか…?行ってきました。
にしても、GoogleMAPで「向坂隧道」とか検索しても出ません。それじゃなくても方向音痴の私はたぶんここ…?と思いながらうろうろしたり道行く人に伺うしか術を持ちませんでした。かなりの回数謎の行き止まりにたどり着きました。マスターどうして…?帰宅してから潔く気づきましたが、これ事前に下調べしてGoogleMAPで印つけたマイマップ作るべきですね!次回からはそうします!!!サンキューGoogle!!

向坂隧道

さて、いつでも無計画が信条の私は前回同様当日超突発的に行ったので、とりあえずセオリー通りトンネルマップの1から攻めてみるか…と追浜駅で下車。「向坂隧道」に向かいます。
とりあえずトンネルがある側の駅出口に降りると……ものすごい坂と突然の病院。道がありません。トンネルどころか道がねえ!!と困惑していると同じように駅から出てきた男子高校生が談笑しながら線路脇へ。そこか…!ものすごい細い道で困惑したのですがそこしか通れないようです。案内も何もなかったので、男子高校生がいなければわけもわからず病院に突撃していました。そしてこれ地味に危なくない!?というレベルの狭さ。手を伸ばせば電車と接触しそうです。鎌倉かよ!突然の坂!歩きづらい道!急な階段!トンネル!ここがヨコスカ…(人口減してる理由がすこしわかりました)
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そんな細い線路沿いを抜けて、一面に広がる住宅街!完全にダンジョンです。入り組みすぎてて一本先もよくわかりません。写真は比較的道が広かったところです。あまりに直球な住宅街過ぎて写真はほとんど撮ってないんですが…山?丘?みたいのがめっちゃあって、坂もたくさんあるのでこっちにいったらアレやなみたいなのが予測できません。私はほとんど坂がなくチャリでどこでもいってナンボみたいな地域で生まれ育ったので、たとえば同じ神奈川でいえばつきみ野の高級住宅街みたいなとんでもない坂をみると心臓が止まりそうになります。ここでチャリ乗ったら絶対事故るだろ!!?みたいな…横須賀はそれがさらに狭く入り組んでいて…幼稚園の看板あるけど幼稚園自体はまったくみえなくて、あ~これたぶんこの坂ひたすらのぼっていくと幼稚園があるんだろうなという…
無計画すぎるが故に正午過ぎにこの事態に陥った私は、とりあえず最大級の熱中症対策だけはしてひたすら歩くことにしました。大まかな目星はついていて、GoogleMAPだけを頼りに住宅街を練り歩き…粘り強く練り歩くこと10分?20分?くらい…おっ…!?という場所に何かが見えます。

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向坂隧道

で、出たーー!!!この写真だと全く表現できてないんですが、これすげー怖いんですよ!前述したとおりめっちゃ入り組んだ住宅街を平日に一眼レフぶら下げてうろついて、たぶんこの辺だよな~こっちかな~ときょろきょろしつつ、ふと左の道を覗いたら突然現れるんです。住宅街に。ぽっかり大きな穴が。正直めちゃくちゃ興奮しました。今までそんなにトンネルにテンション上げることはなかった人生を歩んできましたが、私が普段イメージするトンネル…大きいサイズで、電車とかが通って、通過してる間は携帯の電波が使えない、そういうレベルでしかトンネルのことを見ていませんでした。ただ、このとき私の目の前に現れた“隧道”はあまりにも生活に密着しているんです。近くの民家には洗濯物が干してあり、どこからかテレビの音が漏れて聞こえてくる…お昼過ぎでしたからワイドショーなんかを見ながらコロッケそうめんを食べているようなその空間に突如現れた大きな穴。え?ここに!?マジかよ!という驚き。暑いからか周囲に住民は一切見当たらないのも謎の雰囲気があります。そしてサイズ感もトンネルにしてはとても小さく、人がすれ違うことはできますがその程度です。そして生活に密着してるどころか、トンネルを出るとすぐ真横に民家の玄関があります。む、むちゃくちゃだ。なんだこれ…。あとなんかトンネル出た真ん前が私有地なのか道路?の手すりにめっちゃ洗濯物干してあるの…。何が起きてるんだ…!?トンネルひとつにものすごく衝撃を受けました。
とりあえず中に入ってみます。ひんやり。
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…言っていいですか?めちゃくちゃ怖いです。
私は今までトンネルに対して怖いものというイメージが全然なかったのですが(今回いろいろ調べてたら心霊スポットとしてのトンネル情報が沢山でてきてびっくりしました。そういったイメージを全く持っていなかった…)、ものすごく暗いのに外はカンカン照りですから、その空間にいるだけでなんだかぞくぞくします。どこか異世界感があるのかな?この世じゃないっぽい感じとか。日常の世界を切り取った異空間みたいな…?人に言われて気づいたんですが長い一本道とかトンネルって異世界への入り口みたいな感じで使われていることも多いですよね…(千と千尋とか)。その道を歩いている時にだけすごい高揚感があるというか…語彙がなさすぎて表現できそうにありませんが、ぞくぞくしたい人はおすすめです。できればひとりで…ヒャッ…って感じはひとりならでは感ありそうです。
とりあえず時間帯は昼間必須ですね…夜は絶対歩きたくない…というか危ないと思います。暗いし…落石注意ってかいてあったし…
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落石ってなんだよ(哲学)

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向坂隧道を抜けて、次のトンネルへ向かいます。
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平六隧道

ここからがものすごく過酷で、カンタンに言うと駅の逆側まで抜けてそのまま進むと平六隧道だよ!と地図が教えてくれたのでオッケーGoogle!!と歩みを進めたのですが恐ろしいほどに…狭い細い自然豊かのオンパレード!!これは道なのか?私有地?ここはどこ?これ自転車禁止されてないけど実質無理だろ!!人がひとり通れるような、ちょっと広めの道でも車がきたらすぐに避けてどうぞーってやらないとひかれるような緑豊かな狭い住宅地を静かに進んでいきます。まず基本として常に急な坂&コンクリ階段です。狭い。クロアゲハ5回ぐらい見た。顔に蜘蛛の巣かかった…。
いっこうにトンネルが見つからず、行き止まりにたどり着くこと3~4回!ふとみると向こうから小学生が歩いてきました。ランドセルを背負っているので下校中でしょう。7月の夏休み前なので、たぶん午前中で授業が終わるアレですね。よっぽどトンネルってどっち?と聞きたくなりましたが、平日に一眼レフ下げた人間が声かけて問題を起こしたくもありません。ただ向こうから歩いてきたと言うことは抜けられる道があるということ…!!彼らを信じて進むこと暫く、下校を見守るボランティア的な服装の方に遭遇。こんな不審者の私にも笑顔でこんにちは~と声をかけてくれます。これはチャンス!!とばかりにすみません、トンネルを探しているんですがどちらかご存じですか?と訪ねると笑顔でその道まっすぐ行くとすぐですよ^^と教えてくれました。不審者に優しい…お礼を言ってテンション上げながら過酷な坂を登ってみると本日二つ目のトンネル発見!!

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白い!!あとで知ったのですが、この平六隧道は少し前まで高さが1.5mほどしかなく大人は頭ぶつけるくらい高さがなかったそうですが、基本的に小学校の通学路として利用されていたのでなんとか大丈夫だったとかなんとか…。私が見た時(2016年7月)には普通サイズでした(トンネルの普通サイズって何だ…?)。小さめではありますが頭ぶつかりそう!とか心配するようなサイズではなかったです。

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なんかめっちゃ未来が詰まってそうな写真に。
色合い的にもさっきの隧道よりは明るい感じが…人も結構いたし…
ただ問題はこの後で、トンネル抜けた先が即小学校だと知らずに意気揚々と一眼レフぶら下げて出て行ってしまい…道的に水泳の授業を行っている横を通らざるをえず…助けて…違うんです…トンネルしか撮ってないです…許して…

そしてこのあとここからそう遠くないトンネルを探したかったのですが…というよりは少し探したんですが、方向音痴と灼熱の太陽と疲労と体力の限界が見事にマッスルドッキングし続投不可でした。1・2回は満塁にするも最少失点で抑えた球数65球超えの先発が3回表の先頭打者にストレートで四球を出した感じです。次は時間帯を考えることと、事前にマイGoogleMAP作って読み込み、軽い荷物で向かうことにします。勉強になりました!!

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3つめの隧道を探している間に見かけた謎の穴。これ、何…?誰かのゴミ置き場…?とか思っていたんですが、家に帰っていろいろ調べてたら廃隧道というジャンルがあることを知ってしまい…?その裏側とか?違うかな?これでフツーの私有地の何かだったら笑うけどエリア的には私有地じゃなかったんだよな…手前にはロープとかあって入り込めないようになっています。というか高さがあって難しい。なんかこう…緑×人工物感がすごいですね!そして廃隧道すごいぞわっとするので気になる方は是非検索してみてください。
『横須賀』はいまも生きている街なのに、死んだ隧道がそのままになってる上に特に注目を浴びることもなく人々にスルーされてそこに在り続けてるの、すごくロマンを感じませんか?浪漫…?語彙がないんですがなんか…すごくいい…死んでいるのに生きてるんですよ…そこに在ることを皆知っているのに死んでいる…それでも認識はされ続けている…死んでいるけど在り続ける……廃墟萌え属性とか全然ないのに隧道こわい…たすけて…

あとここまでのテキストにあえて追記しませんでしたが横須賀のトンネルは!たいていが!和平より年上なんですよ!!それはつまり!!!幼少期和平が日常生活の一部として使っていたかもしれないということ…!!これめっちゃテンション上がりませんか?私は上がります。和平より年上と言ってももちろん必要に応じて補強工事や修復などはされているんですが、廃隧道がそのままなくらいにはあらゆる隧道がわりとそのままだったりするわけですよ…!戦艦が大破した何かの鉄板がそこらの謎の空き地にぽいっとおいてある横須賀!和平が生まれ育った横須賀!2016年にもかかわらずこれでもかというくらい今までの土地の歴史がそこら中に見て取れる街・横須賀!あのときあの瞬間、コンクリ舗装のされていない道を和平がゲタつっかけて小学校から全力疾走で自宅に帰っていたかもしれないわけです。その道のりにごく自然に隧道があったかもしれないわけです。わかりますか!?和平の生活の一部としての“““隧道”””…その世界が現実として目の前に姿を現したのです。コングラッチレ~ション
―――……というかお前の妄想かよって話なんですけど和平が横須賀で生まれ育ったのは事実だし数々の隧道が和平が生まれるより前からあるのも事実なので実質現実じゃないですか、小学生和平が1.5mの高さの隧道を駆け抜けていて、成長するごとに通りづらいと思うようになり、自衛隊に入隊してから久しぶりに通ったら完全に無理でこの隧道…こんなに小さかったか…?と昔を思い出したりしてたらいいじゃないですか…その隧道を…お母さんは普通に通れて…通れない自分の身体を見て…なんかこう…いろいろ物思いにふけるとか…あああ…伝われ!!畜生!!(GZs並感)
ここまで読んだ皆さん、トンネル行ってみたい…行きたくない…?はやくみんな和平トンネル巡りしよう!!実際楽しいぞ!!…サンキュー………!(勢いで5000文字くらい書きました)

おまけ

そのあとはとりあえず駅付近で自分でもすぐ見つけられる範囲にある有名なトンネルいくつか撮影してました。
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横須賀線の隧道。ぽっかりあいてます。
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横須賀中央駅のホームから見える双子。
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ヴェルニー公園から見える艦これ的なあれ。詳しくないのでわからなかったけど、178あしがら、174きりしま、116てるづきだと教えてもらいました。

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横須賀駅ホーム!緑が生い茂っています。近いうちまた来ます!

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