以下の文章にはTPPで最重要だと思われるネタバレが含まれます!!
TPPの物語を完全にクリアした!という方以外はご遠慮ください。
前提
もう一週間でTPPノベライズ出るけど、これってまずいのでは!?出る前にヴェノムおじさんについてまとめておかないと読んだ後は無意識のうちに解釈が変わっていたりなんだりするのでは?!とついさっき気付いたので、この文章を書きました。誰のため・というよりは、完全に自分のためです。自分はゲームをやった直後こう思っていたぞ、というメモ書きです。人の解釈に文句を付けるとかいうことではありません。なので解釈違いの方もそうでない方もどうぞ広い心で読み捨ててください。
ヴェノムおじさんの真実
ヴェノムおじさんはかつてMSFで一番のSランク兵士でした。マザーベースのみんなのアイドル・パスとも楽しく会話をし、俺達のボス“BIGBOSS”や副司令官のミラーからも信頼されている、スネークに忠を尽くしたエリート一般兵でした。
彼はメディックとしての能力にも長けており、捕虜の救助ヘリに同乗しました。
彼は止められなかった爆発で平和の使者を喪い、とっさに“BIGBOSS”に命を捧げようとしました。
そしてとても長い時間が経ったある日、“BIGBOSS”として立ち上がりました。
アウターヘヴンシーンの解釈
さて、ハッピーエヴァーアフターにはならないTPPの話です。
ある日アウターヘブンでBIGBOSSからのテープを聴いたヴェノムおじさん。自らの真実を知ります。
ここのシーンのヴェノムおじさん、私はBIGBOSSふざけんなこのクソ野郎〜!(優しい表現)くらいの心持ちなんだと思っていました。
俺はお前やで~といわれて、なんだてめえこの野郎、もうお前とはちゃうわ、もう俺にはあんたは知らない慕ってくれる仲間がおるんやこの野郎くらいに思ってるのかと…
他のテープで、ヴェノムおじさんにちゃんと同意とったから!OKOK!的なことを他の人たちが言っていましたが、ヴェノムが同意しましたよ!オールOKッスよ!と作中で話すわけではなく、そして永遠の空白により片方の意見しか聞くことが出来ないため、真実は闇の中です。同意がどこまでの同意なのか、私に知る由はないという意味です。
また、最後のニヤリは畜生この野郎、やってくれたな、あのクソBIGBOSS、お前はもうBIGBOSSじゃない、ワシがBIGBOSSじゃくらいの決別シーンだと受け取りました。
というのは、ヴェノムおじさんは知ってか知らずか、自ら選んだのか選ばされたのか、あんなにもクソめんどい役目(やわらかな表現)やらされて、マザーベースにいたから記憶の奥底では和平とBIGBOSSの関係とかも知ってて、自分という“偽りの存在”を和平に押し付けて、すごく苦しんだし落胆したし絶望したわけで、ヴェノムはそんな辛い和平をずっと見てきていて、さあいざアウターヘヴンで真実を知ったときに『うわーマジか!てかやっぱBIGBOSSって神だわ』とはならないのでは?と思ったからです。
仮定の話ですが、彼にMSFでのSランク兵(本来の彼)としての意識があって、病院で同意したときは俺はBIGBOSSについていきます!忠を尽くします!ボス!ボスのためならなんのその!!状態だったのかなと思いますが、いざ和平救出!DDができた!でっかくするためのミッションだ!!と忙しく駆けまわり、たくさんの人に出会い、その中で自分を慕ってくれる人々にも出会い、心強いバディを喪い…。
私にはたくさんの任務こなしていったヴェノムおじさんが、病院でぼやぼやしていた頃から心がまったく変わらないなんてことはありえないと思います。
ヴェノムおじさんは、腕と足を喪った和平にお互いが何も言わずともサッと介助の手を差し伸べてくれることからもわかりますが、爆発があったときもすぐに自分を犠牲に出来るような人が、いざ尊敬してたBIGBOSSから様々な出来事を経ていや~いっちょ頼むわwwお前はワイやでwwwwwwwってやられて、ははー!そのとーりです!神からテープもらったイヤッホー!ってならんやろ!11!!!!という…
てめーふざけんな!9年前は俺もあんたのこと尊敬してたし命捧げてもいいって思ってたけどそんなあんたを信じてた相棒はどうでもええんか!足と腕もげて!目見えなくなって!それでも真実を知るまで彼は自らを恥じ、反省し、孤独に耐えながらひたすらに“BIGBOSS”のためにすべてを捧げてたんやぞ!!!!ってなるやろが!!!!!!!!と思いました。
また、アウターヘヴンのラストまで、それでもBIGBOSSを演じたのは、ヴェノムおじさんの本来の姿(俺は主人公じゃない、人への奉仕の心、誰かの為に静かに役割を演じたい)みたいなものがあって、本来モブなのに突然スポットライトが当たった人間の姿みたいな、なんかそういう感じがします。あともうええわ好き勝手やったろ!みたいな
どこか水蒸気のような、見えなくなってそのまま消えてしまいそうなものを持ち合わせていて、なんというか全く語彙がないんですが、静かに素早く役割を果たそう的な…もともとそういう人(本当に平たく言えば名もなきモブ兵士でしょうか)だったからなのか…
このシーンはかなりたくさんの解釈が出来るようにわざと広い表現をしているなあと感じるので、人によって本当に様々だと思います。私が不安視してるのはノベライズでこのシーンがなにかひとつの解釈に絞られ、他の解釈をした人間がヤダアナタノベライズ読んでないの、ノベライズではこうだったからこうでしょう、という正義の味方がやってこないかなという事です。なのでノベライズが出るより先に書きました。もちろんノベライズがそういった書き方をしてこない可能性もありますが…。どう表現するんだろう、ここ…。
あと関係ないんですけどノベライズでBIGBOSS側からのあれこれがあったら絶命します。あるのかなあ。和平の件があったのもあって、完全にこのクソ野郎!畜生!なんだか知らないがもう任せておけん君はもう帰れ!側の人間なので地獄に落ちることになる…すごい叩いてるみたいですけど、その辺も全部含めて好きなので。和平も嫌いなところたくさんありますが(サウナ、サウナ、核、サウナ)それがあっての和平だと思っているのでそれで良いです。
というわけで、とりあえずの意思表明のようなテキストでした。ノベライズ発売に間に合ってよかった。テキストがごちゃごちゃしていてすいません、つい…