デスストクリアしました(ネタバレ感想)

以下ネタバレ感想です!MGSシリーズのネタバレも含まれます。

デスストやったよ!

なんなの?これ…

便利な世の中なので、私がプレイしたデススト動画はここに全部あります。途中でひたすら国道整備する時配信せずやったときがあるけど、それ以外は全部YouTubeに配信したからログ全部ある。すごい時代だ。

それにしても全然納得いかねえ〜!ゲームプレイとしては(遊ぶ部分は)面白かったし、まあいつものHIDEOゲーすな〜という気持ちだったんだけど、ストーリーは別。私かなり遅れてプレイしてるのでわからないけど、これ当時そういう感想あったんかな?ゲーム部分以外の話…

女性を人間として描いてない作品群

遡ればMGS1のメリルの台詞『私も闘ってたの、あなたと同じように。』から「えっ…そうなる?」と思っていたこの問題。MGS2のローズ、MGS3のザ・ボス、MGS4の博士やBB部隊、PWのストレンジラブやママルポッド関連、GZsならパス、TPPはクワイエットと、常に『なんか微妙に納得のいかない女』が出てきたMGSシリーズ。

正直上記の女達の扱いも「なんかなあ」と思いつつも、「言うて私軍人じゃないからか?」「高学歴じゃないからか?」「まあ戦場にいたことないしなぁ」「まあHIDEOってずっとそうだしそういう作家性か〜」とぼんやり流していましたが、そこにやってきました強烈すぎるデスストの女。アメリです。

一言でいうと、『HIDEOさ、女性は人類じゃないと思ってない?』案件です。

どこがどうアレなのか言えと言われてももう全部だろと思っていますが、フラジャイルの扱いも含めてHIDEOは人生の途中どうこじらせたの?どうしてこうなったん?の気持ちがあります。とりあえず女を人間だと思ってなくない?ザ・ボスもそうなんだけどアメリがその極みみたいな存在すぎてびっくりした。ハイパー毒親ゲーじゃん。女(アメリ)の巨大化ってもしかしてそういう比喩表現なのか?

言葉で紡がないとこの感情を伝えられないのはわかってるんだけど、なんて言ったらいいのかわからない。わからないけど強烈な違和感がある。
「母」「妻」「娘」もしくは「女体」、突き詰めれば「男女の愛」は存在させたい(この世界で描きたい)。でも女の「中身」は人類として書くつもりがない?同じ人類だと認識してない?いや、一般社会で女を人類として扱う日常的なことは少なくとも最低限出来てると思うんだけど(まあそれはそう)、それが自分の創作における世界を構築する一つのパーツになった瞬間自分と同じものだと考えて創り上げていない?
しかもこれ、意識的にやってるというよりは“それが普通であり当然”みたいな、無意識レベルでやってる気がする。とにかく自分と同じ存在じゃない。それはその時々によって形を変えていて、ときには神であったり、ときには人類が還る子宮そのもの、ときには毒親で、さらにときにはただ動く不可思議な女体生命体になる。一つだけ共通しているのは、いつでもその人達は『人類』じゃない。

なにいってんだおめー、小島秀夫作品なんか全員おかしいのばっかだろと言われたらまあその通りだし、特になんの異論もないのですが、それでも頭がおかしい男性キャラは「でもまあ、私と同じ人類だな」という根底に流れる何かはあります。いや胎盤とかあるけど…あと後期高齢者同士で再会できて嬉しくなっちゃってちゅーとかするけど……(同一人物定期)

かつ、この「この女、人類じゃねえだろ問題」の一番怖いところは『それこそが素晴らしい』と思ってるフシがあること。女性、人間じゃねえ讃歌。何の配慮もなく平たく言うと「女って“おかしい”けどそこがいいよね!」みたいな。うそでしょ。いや女も排便排尿するただの人類だよ。あなたと別物じゃないんよ。一部持ってる臓器の種類が違うくらいで。神格化して崇拝するって全然いいことじゃない。言い方悪くすると「徹底的に人間扱いしてない」

100歩譲って、ある女キャラクターを神格化して崇拝してもいいけど(彼の創作なのだし)、人類要素は他でバランスとるとかいくらでもやりようがあると思うのですが、それがない。まったくない。思い返せば過去にも全然ない。ずっとない。
そして一番コエーのはこの辺言及してるファン0人説みたいなとこです。見たことないんだけど…「女って人類じゃないっすよね〜!HIDEO作品、サイコー!」のまま全員来てない?マジで言ってんのか?いや私も読める言語が日本語くらいしかないし、HIDEOファンとかメイン層海外だし、把握しきれてないけど普段は全く目にしない。こえーよ。

矢野おめー止めろよ脚本一緒に担当してんだろ!!!!と思ったんですがあんな超本筋に関わるHIDEOが気合いれてる部分を止められるわけ無いですね。暴走機関車!!

私個人としては「女も人類だぞ。ゲームシステムとかは面白いし、まあ普通に面白いゲームを出してくるだろうという期待や信頼もあるし、そろそろその辺をきちんとアップデートして女も人類扱いしてくれよ…」と思うし、アメリのおばちゃんがHIDEOの中で女神なのはそれでもいいから、他でバランス取るとか、そういう選択肢もあると思うんだけどそれが全部徹底的に排除されてるんですよね。人類扱いする気がない。ハートマンの妻もクリフの妻も顔すらまともに出ない。どんな人間なのかわからない。プレイヤーには「そいつの妻(女)」という情報しか与えられない。それって今のものさしで見るとHIDEO古くない?

アメリ

にしてもアメリやばくないですか?世界が絶滅するかしないか(まあどうせするけど…)みたいな激重選択肢を「あなたがやったんだからあなたが選択しなさい」って強制二択提示して(しかも実質「彼女を抱きしめる」しか選択肢(正解)がない)、それをほぼ強制的に選択させて自分は犠牲になるから息子チャンは頑張るのよって一方的にぶつけてきて子供の思考判断すべてを奪っててまじで怖いんですよ。あとこれ息を吐くようにやってんのが怖い。なんなんこの女。人類だと思って描いてないだろ。母親をなんだと思ってるんだろう。抱き締めるのが嫌すぎてめちゃくちゃ苦い顔しながらボタン押しました。てかアメリ人類じゃなくね?と言われればそうなんだけどそういう話じゃなくて。スピな上に毒親すぎて普通に怖いし、どっちかというと不快寄りすぎて銃ですぐヘッドショットしましたが当たりませんでした。私も私で文字にすると普通にダメだな(それはそう)。井上喜久子さんは勿論最高です(HIDEOがこういうキャラ出せるのはある種井上喜久子さんへの信頼や彼女頼みみたいなとこあるなと思う)。
スピ要素は作品がスピじゃんと言われたらまあそうなんですが、そうじゃなくて…開幕毒親!!!って思ったらここまで最強の毒親選手権優勝で泣いちゃったよ。俺たちはその胎盤に支配されている。

これは結局生命が誕生する臓器である子宮を持つ存在(女)を人類として具体的に描けない(もしくは描きたくない)ということなのか?特別な存在からその生命が紡がれてほしいみたいな希望的観測をそのまま描いてるということなの?正直心の底からドン引き案件なんですけど(急に素直な感想)、そこぐらいは夢見た作品描いてもいいじゃない!ってこと?まあ…とてつもなくキモいですが…(ひどい言い草だな!)
だって彼女が絶滅体という運命からは逃れられないとしても人類として描く術はいくらでもあるもん。絶対に人類としては描こうとしてないよね。

ただこれ「デススト 毒親」とか検索しても言及してる人がマジで見つけられなかったり、いやサムはママの胎内に還りたかったんだよ胎盤最高みたいな話してる人すら見つけられなくて「????????」ってなりました。性癖ダイハードマンキャッキャじゃないんだよ。もうみんなブログとかに書いてないってだけ?どこにいんのオタク?おい?聞いてるかオタク!?!??クソ長考察記事書くオタク!??!!??
いや実際「ドン引きしました」とか「胎内執着キモ」とか書いてるオタクが全然いなくてビビってるんですけど…「女性観狂ってんな」とかすらないじゃん。言論統制されてんのか?いや散々おったやろみたいなこと知ってる人いたら教えてください。

探した

小島秀夫の「愛」を考える。|常盤|note

※この記事にはデス・ストランディングのあらゆるネタバレが含まれています。 先日デスストをクリアした。ゲームにおける移動をとことん追求したこれまでにないゲームシステム、生と死がより合わさった世界観、張り巡らされた伏線とミスリードによる壮大な物語、細部まで描写されたCG、豪華な出演俳優、音楽、小ネタ…面白かったポイントを挙げればきりがないが、それらは既に多くのファンが筆舌を尽くして語っている。私がここで述べたいのは、小島監督が描く「愛」である。人とのつながりをテーマに据えた本作のストーリーは、登場キャラクターたちが抱える人間関係を軸に展開していく。それを紐解いていくことで監督の描く愛を考

近い感じの意見がちょっとだけ発掘できた。でも作品の規模に対して発掘できる量少ないな!?みんなふせったーかなんかで言ってんのか?ふせったー、単純に後追いできないので困る。

アセクシュアルのやつ

アセクシュアルに「なってしまった」ってなんやねん。好きでなると思ってんのか?ただここは制作側もやべーなと認識したのかディレクターズ・カット版では修正されているらしいですが…あれだけスタッフいるんだからホントは世に出す前に気づいて直してほしかったけど…

脳死妊婦

絶対意図的に作り出してんじゃん。

そのほか

各配送センター、みんな似たような体型の白人男性しかほぼ居ねーなとか(女性責任者のロックネは彼女の子宮(卵子)が物語上必要だったから女にした、という感想)、一応いろんな街をまわる話なのにブサイクな人間や太った女性みたいなキャラ皆無やなとか(いつもそうだけど)、全員頭の回転MAXなnotバカ話のわかる高学歴エリートしかおらんなとか(これもいつもだけど)、色々思うことはあるんですが、BBかわいい〜!つって脳死妊婦の話をみんなほぼしてないのが一番怖いです。脳死妊婦やぞ!?BBの数だけ脳死妊婦おるんやぞ!??けど脳死妊婦物語何もないんよな。舞台装置としての脳死妊婦。ただただ透明化された脳死妊婦。やっぱ女は人間じゃない前提で作られてると思う。
ちなみに脳死妊婦の発想自体は「まあ小島秀夫だし…」で特に驚きがないのが一番怖い。俺たちは麻痺している。

それと女キャラにだけ「結婚(離婚)ネタ」と「ママネタ」が付随されてなんかしょんぼりした。あんなに男おるけどみんなプラベ話なさすぎん?ってくらいないのに、女キャラになった途端プラベ話が追加される。ママーはキャラの特性上ママ要素あっても仕方ないじゃんという意見があるのもまあ分からんでもないですが、バランスが絶望的に悪いのはもう高望みかな。子宮が欲しいか、外見の美(女体)が欲しいか、人(主に男)の「母」か「妻」か「娘」が欲しい時だけ配置される女キャラクター。

あとこれは私の希望とかなんだけど、「ビーチ」は子宮イメージで描かれてると思うけど(生命が生まれる海)キレ〜なイメージばっかりで毎回笑ってしまう。たまに生理痛(子宮の収縮)のせいで地震が起きるとか血の壁が剥がれると赤い大きな波が起きるとかそういう小ネタでも入れて欲しかった。

でもそれってHIDEOが考える“子宮”にはないんだろうなあ。そこはきっと“綺麗で穏やかな”ビーチだから。

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