トレイン・ミッション

適度におもんない映画を見てニヤニヤする時間が必要な皆さん!「トレイン・ミッション」は観ましたか?たぶんピッタリなのでここに書いておきます。私はそういう時間と映画まみれの人生を送っていますが不要な方もたくさんいると思うので必要な方だけ読んでください。

あらすじ

保険会社をクビになったリーアム・ニーソン(元警察官)はいつもの満員電車に乗車し帰宅しようとしていた。車内で変な女に「金受け取って車内から盗品を見つけろ」と絡まれ困惑していたが、色々あって巻き込まれ──!?

映画『トレイン・ミッション』公式サイト

『フライト・ゲーム』の監督×主演でおくる、ノンストップ・サスペンス・アクションの真骨頂!|映画『トレイン・ミッション』公式サイト

最初に出てくる変な女が「私通勤電車って初めて!」とか話しかけてくるシーンで「なんだこいつ…………」ゲージがMAXになるトレイン・ミッションのお時間です。煽りでしかないだろマジで。リーアム・ニーソンは10年通ってんだぞ!!!

主人公が乗っているのは「メトロノース鉄道ハドソン線」。作中でもハッキリと路線名が出るんですが、この電車ものすごい勢いで

  • 駅構内でスマホスラれる(治安最悪)
  • 車内大声通話民(迷惑)
  • 一両以外の車内空調が壊れる
  • 成人男性が車内でガチの殴り合い(走行音がうるさすぎて最初誰も気づかない→乗客気づいてドン引き)
  • 車内の床を開けたらFBIの御遺体(運行停止にしろ)
  • 血まみれのオッサンが徘徊(治安が終わり)
  • 列車内で発砲
  • 気づいたら運転士爆死(本当に可哀想)
  • なんとかするために乗客のいる車両とその他を運転中に切り離し(手作業)
  • 派手に脱線事故(終わり)

というこの世の終わりみたいな体験をします。これ例えば「JR京浜東北・根岸線」みたいな話だったらJR東日本許可出すかな…?感あっていいですよね。絶対出さないよ。
メトロノース鉄道ハドソン線、ヤンキースファン乗っけてたので(途中でヤンキースタジアムがある)日本で例えるなら「阪神電車 阪神本線」(甲子園に停まる)とか「JR東日本 中央・総武線」(東京ドーム最寄りの水道橋駅に停まる)みたいなもんですよ。終わりだよ。

メトロノース鉄道ハドソン線、あまりにも素直に「ATS装置とかはないのかな…?」(自動列車停止装置のこと)という気持ちになるし、リーアム・ニーソンが家族人質に取られてるのはわかるけど他の疑わしい乗客を問答無用で銃向けて脅してくるので「もう絶対公共の電車乗るのやめよう…」感あって良い感じです。最後助け出された乗客が「今度からはバスを使うよ」ってジョーク言ってるところも最高。郊外に向かう満員電車乗ってるだけで銃で脅されるの嫌だよ。品川まで通ってる平塚市民か?

さてこの映画、地味に良いポイントがいくつかあって、ひとつは「すれ違った電車に敵をぶん投げて殺してたシーン」です!!本当すれ違った列車が可哀想で良かったです。この後車両整備する担当の方の気持ちを考えるとただただ薄暗い気持ちになる。

そしてもうひとつは「リーアム・ニーソンが『ゴールドマン・サックスが恋しい〜』とか言ってる高飛車野郎に対してわざわざ席戻ってまで中指を突き立てるシーン」です!!!いや本当にここ良かったですね。この映画別にそんな面白くないですが、リーアム・ニーソンが「中産階級をバカにするなよ、地獄に落ちろ」って中指立てるよって情報だけで観たくなりますよね。作中で一番良いシーンかもしれない。私も無闇矢鱈に中指立てたくなる。ありがとうリーアム・ニーソン。ありがとう脚本書いた人。

総合すると、別にものすごい面白いとかはないけど午後ロー感を味わうのに丁度いいのでそういう気持ちのときにはオススメ!みたいな感じです。マジでそれ以上特筆することがなさすぎる。なんだろう…「父さんはいつも通勤電車でこんなことやってるの?」とかワードチョイスが好きだな。
あとひたすらに偶然乗り合わせただけのヤンキースファンのオッチャンが可哀想…あっそうそう!リーアム・ニーソン脅すのに妻の結婚指輪を袋に入れて渡してくる描写は良かったですね。最悪で。
あと作中で乗客の女が「なんなのこの電車……」って言ってて「それはそう」って声出た。マジでなんなんだこの電車。

サム・ニールの顔見てどっか観たけど誰だっけ?って思ってましたがジュラシック・ワールドで見た人だ!この俳優さんのキャリアとか立ち位置がよくわかってないけどこの役でいいのか?別にいいけど…

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