横浜ロック座に行った

ストリップショーを行っている横浜ロック座に行ったので簡易レポです。以下は性的娯楽施設の話になりますので、成人されており抵抗のない方のみお読みください。

決して表舞台にガンガン出てくるようなコンテンツではないですし、これをインターネットに書くのはやめたほうがいいのか?と軽く調べていましたが、ストリップショーという文化をもっと広めたい…というような意識の出演キャストも多く、Twitter等のSNSでもキャスト・ファン共に積極的な情報発信が行われているのを見て、私もちょろっとしたためてみます。
外観含めて写真等は掲載していませんので(そもそも劇場内は撮影禁止ですが)たぶん普通に読めます。

前回までのあらすじ

テニミュを観に行くため出かけたコロンビア。しかし、テニミュのキャストが複数人急性胃腸炎に罹患し、直前で公演が中止に(どうかお大事に…)。急に暇を持て余したコロンビアは、なんとなく思いつきでストリップ劇場に足を運んだ───(何で?)。

マジで急にやって来ました。横浜ロック座です。

横浜ロック座さんは横浜は京急線日ノ出町駅から徒歩数分のところにあるストリップ劇場です。以前、横浜市中央図書館にしかない資料目的で日ノ出町駅にて下車した際に目の前を通り、へ〜こんなところにストリップ劇場があるんだな〜いつか行ってみたいなあと思っていたのですが、たまたま数日前に友人から「ストリップショー行ってみたいから予定合ったら行ってみようよ」と声をかけられ、ちょうどテニミュが中止になり時間を持て余していたので連絡を取りそのまま直行することにしました。計画性皆無!

横浜のこの周辺は、例えば飲み屋街野毛だの赤線地帯だの風俗街だのごった煮ワールドがいつでも広がっていますが、ちょろっと出ていけば桜木町やみなとみらいのキラキラした街になるから不思議です。住み分けがすごい。私は飲めないので野毛で飲み歩き等はしませんが、ハマスタ帰りに野毛周辺でラーメンを食べたりはします。オッサンか?(横浜スタジアムから横浜駅まで歩いて帰ると途中の桜が綺麗だよ!)
特に女性だと歩く時間帯や道などは選び、適度に治安に気をつけてうろつく街ですね。横浜DeNAベイスターズがハマスタ周辺をまるごとボールパークにしたい!と意気込んでいますが「こ…この街を!?!?」といつも思っています。

そんな元ディープゾーン(今は昔に比べたら随分綺麗にされたので)である日ノ出町駅からすぐの横浜ロック座。ロック座系列店は今浅草・歌舞伎町・川崎・横浜にしか現存していないそうです。こういった文化はどんどん消えていくのは、時代を考えてもまあ仕方ないとは思うのですが切ない…。

入場料金は3000〜5000円程度。1日4回まわしで5人の出演者がショーを行います。1回入ると体力さえ続くなら一番最後までいてもいいみたいです。それぞれ演目があり、数曲を繋ぎ組み合わせたBGMに合わせて演技やダンスを行うスタイルです。
入り口ではスマートフォンの電源を切る・もしくは機内モード&マナーモードにした上でかばんにしまう必要があります。劇場内ではスマートフォンの取り出しは絶対NG(撮影禁止)です。違反した場合は50万円の罰金が課されるとのこと。
中に入ると、かなり狭い空間に円形の回転するステージがあり、その周りに腰掛け椅子などがあります。私が観劇した回はかなりの満席で、立ち見客も多くいました。

この手の感想は「劇場を出たオタクがすぐに書き留めた興奮してる時の感想メモ」みたいなものが一番伝わると思いますので以下に貼っておきます。これが俺の感想だ。

横浜ロック座の感想

  • お姉さんが綺麗。みんなめちゃくちゃ肌が綺麗
  • 長いキラキラしたカラフル銀テを下敷き?うちわ?で仰いで風を起こしキャスト周辺をキラキラ演出にするファンが最高!!!!文化遺産
  • タンバリン持ち込みOK (キャストによってはタンバリンNGあり)。みんなメロディーを完全暗記しており完璧なタンバリンを披露
  • 局部がはっきり映る決めポーズ?の時に拍手が起きる慣習がある
  • キャストによってはめちゃくちゃアイコンタクトしてくる等の工夫がありアイドル化している
  • 会場の常連おじ達は女性客を特に優遇しようという意識があるらしく、めちゃくちゃ配慮される。椅子席を優先で案内してくれる

バーフバリ応援上映の感想か?みたいな内容なんですけど私は限りなくバーフバリ応援上映に近いと思ってます(昔新宿ピカデリーのやつに行った)。実際どうだったのか?というと大興奮しながら劇場をあとにして「また行こう!!!」「面白かった!!!!」という声がポンポン出てくる程度にはマジで楽しかったです。本当に、想像以上にエンタメに振っていて(キャストによってはアートに寄ってるかな、という人もいた)、私はずっと「いやもうこれドルステじゃん!!」と言っていたのですが友人には否定されました。

実際集客の肝として「キャストが少しずつ衣装を脱ぎ裸になる」「女性の局部を露出する演出が含まれる」のはその通りで、それこそがストリップショーの華でもありますが、そこにたどり着くまでの演出やその見せ(魅せ)方も含めて完全にエンターテイメントなんですよ。本当に面白かった。女性が衣服を脱ぐという単純なストーリーラインでここまでいろんな演出ができるんだ、という驚きがありました。そしてキャストのダンスが上手い。中にはダンスが苦手なんだろうなと思われるキャストもいましたが、その方はダンス部分は最小限に、完全に演技に振っていました。それもそれで…良い!個性。
応援上映、ドルステ、あらゆる舞台、そういうエンターテイメントが多分に含まれており、同時にショーの華(集客要素)として女性の肉体が披露され、その中で局部露出もある、という印象でした。あとキャストによってはアイドル的な演出が含まれている人もいました。ステージで観客とアイコンタクトする等。私すら目を合わせてもらえたので「いいんですか!?」って声出た(心のなかで)。ありがてえありがてえ…(成仏)
あとほんとにみんな綺麗でかっこいい。肉体のどこを見せても堂々としていて、自信が感じられてよかった。全身綺麗なんですよ。女体を見せるという単純明快なテーマでこれだけいろんな魅せ方ができるんだなあ、という気持ちになれてよかった。女体の魅力は底知れない。エンタメに振りまくったヌードデッサン…ではないんだけどそんな気持ちにもなった。なんて言えばいいんだろう。女体の美しさが再確認できる、という意味では少し似ている存在なのかも。あとみんな体柔らかすぎてすごい!!

何よりファンの一体感がよかった。タンバリンがただシャンシャンやってるとかじゃなくてキッチリどういう演目が来るのか全把握してるリズムのとり方で、かつタンバリンの演奏も強弱が付いたり耳障りの良いものでほんとによかった。上にも書きましたがカラフル銀テをセルフうちわでおこした風でヒラヒラさせてキャストを華やかに演出してるオッチャンの存在が良すぎて本当に文化遺産だったので一生語り継いでいきたい。俺はああいうオタクになりてえよ。ボクの目標なんです!!やめないでください!!(壇太一)
手拍子も度々起こるのですがみんなリズムが一致しててよかった。みんなで応援して盛り上げていこう!という確固たる信念が感じられて最高。私のような飛び込み客も「とりあえずこんな感じでいいのかな」と拍手に参加。以前水樹奈々ちゃんのライブに行った時、最前付近を確保している法被着たオタクが完璧なペンライト振り付けをしていて、2階席とかから見てる私達の指針になっていたのを思い出した。頼りになるベテランすぎんだろ…。和田一浩か?

局部を観賞しながらひたすら深くうなずいているオッチャンとかも含めてあのシチュエーションがよかったです。円形ステージの周りにみんないるので、お姉さんをどの角度から観ようとも絶対向こう側にいる局部観賞オッチャンの図が視界に入るんですよ。良すぎる。なんだこの環境。
あと局部が強調されるポーズのときに強い拍手が発生するんですが、あれはこの文化圏にいたら名称がありそうだけどわからない。美しい!素晴らしい!!(ワーッ!!)みたいな拍手。なんかすごいよかったな。

ちなみに、ショーが終わるとそのキャストの撮影会があり、ファンは現金を持っていそいそと列に並びます。会場に用意されているポラロイドカメラ(チェキ)でのみ撮影OK。1ショット1000円。かなり多様なポーズをお願い可能なようで、色々な撮影を見ました。みんな楽しそうでよかった。撮影については何かしらの衣服着用が必須なようです。

一つだけ良くなかった所言います!ケツが!死ぬ!!
椅子っていうか…あれなんていうんだろう?クソでか鉄パイプに腰掛ける感じなのでケツが…というのも公演自体は2時間40分あるんですよ。その中で椅子がヤバすぎて…助けてくれ…ちなみにベテラン勢は立ってるかクッション持ってきて座ってたのでなるほどね!となりました。あまりにも正しい。あの会場、敵は椅子だけ。

楽しすぎて日ノ出町駅付近で見知らぬじいちゃん(こういった地域特有のじいちゃん)に「今日は寒くないね〜!」とデカい声で声をかけられ「今日あったかいっすねぇ!!」と返答するレベルには良かったです。ただしこれは駅周辺じゃなかったり周りに人がいないときは危ないからやめましょう。自衛大事。

あと今回のステージであるキャストさんのブーツがかなり傷んでおり、ああこのキャストさんは靴がここまでボロボロになるまでステージに立ち続けているんだな…今までの経験がこのブーツに現れているんだ…と思っていたら、ご本人がTwitterで「ぼろぼろになったブーツの最終公演でした!今までありがとう!」というような投稿をされていて、あの時感じた思いは合ってたんだな…の気持ちになれてちょっと嬉しかったです。タカさんの血まみれのラケットを見た不二周助みたいな反応しちゃった。

そんなわけで、全人類に薦めることはしませんがもし気になっている方がいれば一度足を運ぶのも良いと思います。どうしても各劇場の閉館が相次いでいるようなので…。女性の方で不安なら明るい時間に行くのもいいかも。おすすめです!

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