THE FIRST SLAM DUNK(ネタバレ感想)

映画『THE FIRST SLAM DUNK』

映画『THE FIRST SLAM DUNK』2022.12.3 公開。

めちゃくちゃ期待されてたけどマーケティング全部失敗→SNS爆発炎上を経て公開されたスラムダンクの映画です。
なお私はスラダン信者ではなく仙道さんファンです。仙道さんといえばさ…やっぱ紫かつコンバースのバッシュよ…(オタク…)

以下ネタバレ感想です。

先生、若い兄弟亡くしたことないやろ?
人亡くしてこんな反応なると思う?ほんまに?

という最悪ワード感想から始まってしまった今回。父を亡くした直後にりょーちんが尊敬する大好きなアニキを海難事故?で失うという描写でスタートする映画スラムダンク。イノタケ先生、不幸で物語を語ろうとしがちだけどその処理があんまうまくない印象はあります。回想描写が苦手だよね。
沖縄、見てわかる描写でも明らかに狭い感じのご近所さんの間で葬儀連続で2回やったんか。兄ちゃんの方は御遺体見つからなかったっぽいけど。そしてひたすらにグリーフケアがぐっっっっちゃぐちゃなのが一番気になったんですがまあ…もういいか…いや全然よくないけど…

家庭が混乱する中りょーちんが母親から暴行を受けるシーン。りょーちんの妹がわざと天真爛漫に振る舞うシーン(アダルトチルドレンの分類でいう『ピエロ』のような行動)。りょーちん目線で兄にフューチャーしたせいもあると思うけど、全然話題に上らない父。沖縄の海から帰ってこない大好きな兄。
この辺りの描写はひたすらに湿っぽくて、多分気が滅入った人も多いと思うんですが、私がこの辺りですごい好きだったのは湘南の描写だな…治安の悪さもそうですがこういう団地めちゃくちゃあったので懐かし!!の気持ちに。りょーちんが爆走させてたのも原付だし。海も沖縄での描写と比べて本当に薄暗い重苦しい色。海の色が適度に汚いんですよね。スラダン旧アニメOPの青い海のシーンの対比か?にしても学校治安悪いな。住んでるの茅ヶ崎あたりかな。あと原付のあんなテキトーヘルメットで何キロ出したんだりょーちん。トンネル多かったけど横須賀方面行かないとそんなにないだろりょーちん。まあ行ける距離か。爆走してたし。治安の悪い湘南描写からしか得られない栄養があるんですよね…。
亡くした父の描写が皆無なのと父の写真すら飾らないのはイノタケ先生自身の生い立ちとりょーちんを被らせてる部分が結構大きそうなので割愛。あと客席でキッズが試合に飽きてなんかいじってたと思うんですがあれってスマホでしたっけ?本?ゲームボーイ?テレビとかのガワは連載当時くらいの設定だったので時代いつだっけってちょっとなりつつ…うろ覚えで覚えてないや。

私は「アヤちゃん!!♡」ってなってたりょーちんが好きだったので、なんかCOOOOOOOOLになってて…そう…という気持ちはあるんですが、まあイノタケ先生が自身のブログでも「そのキャラについて色々考えてたら今の自分の中ではこうなった」みたいなこと書いてるので、そう…となるしかないんですけど…そう…
なんていうかこの先生は常に情報やキャラクターへの愛を毎日発信するタイプではなく、出すときに出すタイプの作家なので、悪い意味で勘違いされやすい部分はありそうですね。そらどんな作家でも30年近く経っていれば考えや物事の捉え方は変化すると思うんですが、その30年の間の思いをどこにも出さないで急に出してくるタイプだとファンもついていけないよな…と感じるので…もう少し…こう…30年は大きすぎたよ。30年の大きな変化を急に最悪マーケティングでぶつけられたらファンも泣くよ。というかもっと事前に言ってやれよ。優しさがない。
まあ、それにしたってほんと〜〜〜〜に公開前のマーケティング全部最悪でしたけど…絶対マーケの授業とかで例題に上がるよ…。

あと「漫画みたいなカットインめちゃくちゃ入るけどそれやりたいならもう漫画描いたらええやんか」と思ってしまうのは私の人間として意地が悪いんですが、実際先生の漫画で心動かされた人類なのでそう思ってしまう。だってあんなに漫画が上手な先生だから…


最初にも書きましたが私は仙道彰厨かつ「海南vs陵南」のときのビジユニ仙道彰が一番油のってる作画で最高だな派なのであまり山王戦に対して思い入れが強くないのですが、これ山王戦何度も何度も読み返して全部暗記してレベルのオタクだったらマジでブチ切れて泣いてるな…と思います。ワイスピの、車同士でドッカンドッカンやってヒートアップしてる途中で毎回毎回See you again流される感じですよね今回?マジで最悪なんですよね構成が。俺はワイスピのカーアクションとか暴力が見てえの!って言ってんのに合間にSee you againですよ。キレそう。ワイスピのSee you againは最後にまとまってたからこそであって、ドッカンバリバリしてる合間に毎回入り込んできたらさすがに勘弁して欲しい。だから山王戦ファンのオタクの皆さんには本当に…お疲れさまでした…本当に……ねえ、もっとあるじゃん…色々…?!

その山王戦をダシにというか背景に、ただの物語の舞台としてポンと置いてまで語りたかった宮城リョータの物語、やっぱ死をボンって暴力的に持ち込んで爆発させた感じの脚本自体がそんな好きではないんですけど(兄の死ネタ、安易だなと思ってしまったので)、ただ原作者がそれやったわけで、とりあえずオタクは「原作者は山王戦をこういう扱いしてでもそれよりも絶対に宮城リョータの新しい物語を描きたかったんやね…」と受け取るしかないんですが、まあオタクも色々なのでてめぇマジでお前ウワアア〜〜〜〜〜〜!!!!!!!つって投げ返してもいいと思います。オタクにも自由があるので。

ただみんな割と言ってると思いますが3DCG自体は思ったよりクオリティ高くて面白かったです。イノタケ先生って絶対に自分の想像した画を壊したくないのね。作画崩壊が心底許せないタイプの人なんだなと思いました。合間に入ってくる2D画もよかった。けど我々が全く見たことのないきれいな作画での丸刈り前桜木花道映像が流れるシーンで笑いそうになった。幻覚か?

あと私が割と冷静にこの作品見てるのは、メインどころに仙道彰が出てきてないからですね。仙道彰一瞬…顔が…写った…それだけでいい………
でもな〜これセカンドサードって他の選手に焦点を当てた作品も作るつもりなのかな?流川の回で絶対に仙道彰が出るじゃん………怖い……やめてくれ………仙道彰は江ノ島〜江ノ島〜って車掌ボイスしてる仙道彰なの…………(あ!成仏できてないオタクだ!!)

そうそう!絶対書いておきたいこと思い出した。メガネくん、CV田中秀幸さんから変わったけど、明らかに前任者の田中秀幸さんを最大限にリスペクトしてる演じ方をしててものすごくよかったです。1オタクは嬉しかったよ…岩崎諒太さん…
あとこれは個人の感想として、花道と流川の声があまりピンときませんでしたがいつか慣れるかな。30年かかれば慣れるか?先が長いな…。

スラダン映画公式サイトのスタッフインタビュー等々は目を通したら絶対にキレる予感がするので何も見てません。パンフも何も見ない…これは制作側がなんか言ってんのを見て色々な感情を巡らせるのが無駄なタイプの作品だと思ったのでやってません。そんな感想でした。この作品、2回は見ないけど次回作があるなら見るかな?と思う。

ABOUT US

コロンビアの個人サイトです。

CATEGORY
SEARCH
ARCHIVES