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マルコムX観た
  • デンゼル・ワシントンでキャッキャ言ってるのにまだマルコムX観てないのなんらかの重罪だろ理論で観ました。デンゼル・ワシントンはあれ観とかなきゃ映画が多すぎる。ジョンQとか昔見た気がするけど何も覚えてないから今度観ます…(ジョンQにレイ・リオッタが出てるってマジ!?デスリベンジ映画じゃん!!!)
  • 冒頭で流れる黒人が白人にボコボコに殴られてる映像、92年の映画なのに「ほぼ似たようなシチュエーションでこないだあったやつだ…」となるので辛い気持ちになる(ジョージ・フロイド事件)
  • 顔整った若い子だな…と観てたら普通にデンゼル・ワシントンでビビった。92年の映画ってことは今70歳になるデンゼルおじちゃんが半分の年齢くらいの時の撮影ってこと?デンゼルおじちゃんはこの頃からずっと歯が綺麗だな。
  • 向こうの社交場ではとりあえずダンスが入ってくるけど(プロムとかの文化も)壊滅的な運動音痴はこの世界には入れないんか…?見えない存在なのか?
  • この時代に白人女性がこういうちょっと治安悪いところ出身みたいな黒人男性と遊ぶ感覚がよくわからないんだけど、ちょっとワルなやつと火遊びみたいなことなのか?不倫(浮気?)だし。
  • 刑務所とムスリムの方といえば「大脱出」のカッコいい彼ですが…(あいつマジでかっこいいよな…)
  • 歩いて病院向かって警察相手に“正義を行え”って言うシーン、完全にイコライザーだったな…(全身イコライザー人類)
  • というかイコライザーのあのセリフ選びはマルコムXのオマージュだったりするのかな?デンゼル過去作オマージュがちょいちょい入る監督なので…
  • 最初のシーンの方のマルコムくんと終盤のマルコムくん、演じてるデンゼル・ワシントンはそう変わらない時期のはずなのに年齢も覚悟も全く違うものに思えてすごい。どうやったらこうやって演じ分けられるんだ。すごい
  • マルコムXがそのまま降臨したみたいな、体に宿してそのまま演じるみたいになっててえげつない。初めて師に会って体液が流れ出るシーン凄すぎない?
  • 瓶で人殴ってそのまま警察呼ぶとかもなく話が進むところ好き(全身アクション映画オタク人類)
  • いや、まあ「黒人が警察を呼んだところで何も意味はない」時代なんだろうけど…
  • にしても白人=神!に対抗して黒人=神!理論はアジア人から見ると「そう…」という気持ちにはなるな。終盤のOL自分探しの旅で切り替わるけど。
  • マルコムXの物語はこの凶弾により幕を閉じたけど、実際の現実で今も動きがある話だと知ってなんとも言えない気持ちになってる。無実なのに何十年も刑務所に入れられていた二人もそうだけど、残された妻や娘ちゃんたちの現在が。妻が亡くなった原因があまりにも…ここまで来てまた火災なのかよという…
  • 私の中で映画はいろんな物事を知るきっかけになっていいよなの気持ちが強いんですがそれが改めて実感できた映画でした。色々関連した情報調べてみようの気持ちになる。ありがとうデンゼル・ワシントン…(急に?)
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余談
  • 改めてKKKの服装見るとまずキン肉マン超人タッグ編のヘルミッショネルズ(入場時)が思い浮かぶんですが、この漫画部分は向こうでそのまま印刷されてるのかな。ブロッケンJr.関連はドイツで改変されてると聞きますが…
  • そもそもゆで、KKKモチーフに描いたのか…?何もわからない…アメリカモチーフ多いから普通にありそうだけど…編集止めないのかな
  • マルコムX観て真っ先にヘルミッショネルズ連想するのやめたい
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お焚き上げ文書(MGSネタバレ含)
(今年の9月で)10年。誰にとってもな。全く取り返しがつかんな。
この10年、私が改めて理解したのは「どこかで折り合いをつけてやっていかないとな…」ということだけで、別に10年(ディケイド)が経ったからって終わらなかった物語に対して何ひとつ成仏出来たわけではなかった。
改めて考えてみてもMGSVはあそこでしか物語を閉じられなかったし今さらもう無理だ。何よりHIDEOの感性も変わった(これは悪い意味ではなく、人は時とともに変わるので)。終わらせるなら必ずあそこで終わらせなきゃいけなかった。でも終わらなかった。ぶつ切りで急に息絶えた。
あの時閉じられなかったからもう物語は終わらず宙ぶらりん、永遠の空白のままなんだけど、やっぱり大好きな物語がきちんと閉じなかったことは今でもめちゃくちゃダメージで、思い出すたびに辛いし、今でも苦しいし傷ついているんだと改めて実感した。こうやってふとした時にぶり返してきて要お焚き上げ文書が生産されていく。その都度焚き上げるか。
10年。誰にとってもな。全く取り返しがつかんな。畳む
ジェイソン・ステイサム主演最新作「A Working Man」のトレーラー が上がっていたので観た。トレーラーだけだとちょっと間延びしてそうな印象だけど作品はどうだろう(90分くらいでまとめてくれ!)。
最近実感してるのは、もう私の大好きな80年代筋肉アクション暴力映画をハリウッドでバリバリやれるのは実質ジェイソン・ステイサムくらいだということです。動ける人はいても知名度が足りなかったり、知名度はあってももう年齢的に難しかったり…貴重な人材すぎる…いつまでも元気でいてくれ…
あとこの動画のトップコメいくつかで笑った。世界共通認識すぎるだろ。
グラディエーター無印、あらゆるアーティストが影響受けたんだなということがわかって良かった。とりあえず分かりやすくバーフバリが浮かんだ。やっぱ男の拳勝負で武器を先に出したら負けなんだよな。
ウーヴェ・ボル監督ってデスリベンジでグラディエーターをやりたかったんだ……(今更すぎる気づき)
グラディエーターのⅡを観る前に無印観とくべきだろうな…と再生したらデスリベンジの森みたいなところからスタートしたので頭の中がデスリベンジになってしまった
もうこれリドスコへの侮辱罪だろ
それともアメリカ人の大半にウケる味として作られたアメリカ版日清カップヌードルが日本人の口に合わないため「まずい」という日本語記事がインターネットにたくさん存在するだけで向こうの人的にはフツーにおいしいんだろうか。あの映画でカップヌードルを食べ続けるデンゼル・ワシントンはどういう意図で描かれたんだろう。
それはそれとしてカップヌードルを啜るデンゼル・ワシントンのシーンはかわいいです(何の感想?)。
いわゆるロッキーの生卵飲み込みシーンを見て「卵、栄養あるもんね!」という感想を抱くか「えっ生卵!?サルモネラ菌が!!!!!」と絶叫するかみたいな問題なんですが、カップヌードルはどの国も同じ味だと思っていた…まずいカップヌードル………
映画「クライシス・オブ・アメリカ」でデンゼル・ワシントン演じるマルコ少佐が日清のカップヌードルを買い込み自宅でそればかり食べるシーンがあり、それが『自炊するタイプではないひとり者の退役軍人という表現(少し病んでいる)』であることは分かりつつもカップヌードルおいしいよね〜!の気持ちで観ていたんですが、どうもアメリカのカップヌードルは日本のカップヌードルと味が異なり(グルタミン酸が入ってない、謎肉などの具が異なる等)まずいらしく…あの映画でカップヌードルを啜るデンゼル・ワシントンに対しての感情が迷子になっている…美味しいもの食べて、マルコ少佐…
「あのこは貴族」読んだ
激安大衆居酒屋店の便座が上がったトイレにドン引きして帰宅するような、どこでも即タクシーに乗りまくるような華子がそこから数年で地方巡業マネージャーこなせるかよ!?地方のトイレなんて場所によってはドン引きトイレと似たような状態だろ!?とは思ったけど話の流れ自体は好きだった。こんなに「絶対うまくいかないだろ」ってなる結婚式もないけど。映画『来る』の結婚式並みにうまくいかないだろ感あった。
にしても華子会話しても全然おもんなさそうで、その解像度をこんなに高く出力できることに驚いた。何もない人間をリアルに描写するの難しすぎないか?マジで何もないから…。
私はスラム出身なので、冒頭の正月の帝国ホテルで出てくるあらゆる高級メシが全く想像つかず、各種ブランド品の鞄デザインも思い付かず、ファンタジー小説を読んでるような手応えで笑った。でも実在するアイテムだから検索したら答えが出るんだよなあ。
子供を作ってどうにもならなくなり終わる、みたいなオチでもなかったのは良かったけど、幸一郎は幸一郎で子供作る気ないとかも言ってて擦り合わせゼロすぎて笑いが出た。再生産したくなかったのか?自分を。言うて32歳だけど。そこら辺の現実感はあんまりなかったのかな。この辺の年齢シビアになりそうなのに。
あと最後華子が地方巡業手伝いして自分の人生謳歌してるの、こういう御家庭に生まれて金があるから、“貴族”だからできる選択肢だろというオチでそれはちょっと面白かった。貧民には絶対に選べない選択肢チョイスして今の人生は楽しい〜つってるの、結局この階層は変わらんという現実に引き戻されていいよね。嫌味ったらしい感想だなあ!畳む