そういや先月「RRR」は観てたので続きに感想
ハリウッド映画におけるソ連やドイツより更にえげつなく描かれる大英帝国。なんていうかこれうまいですよね。現代でこれをお出しするのに、現代モノとして描いたらオイオイってなりますが何度も「1920年」と表示することで言うてこれ100年前の話ですからね?とにこやかに語りかけつつ「英国さん心広いしこういった描写も受け入れてくれますよね!」みたいな空気が作り上げられててめっちゃいい。
「(散々なことしといて)今更こういう描写に文句つけてくるなんてことないですよね。器の広い方々ですから」みたいな。

なんというかボリウッドというか、これからのインドの映画史を作っていく上でこの描き方をするのは必要なことだったんだろうな、というのは伝わってきます。ハリウッド映画がみんなしてベトナム戦争をあの頃の青春映画のように描くのと同じように。たぶんどっちにしろ一度通っとかないと進めないアレなんですよね。つまり全国大会の対氷帝戦で忍足侑士が桃城武に言った「いい加減お前を倒さへんと…上へ行かれへんわ!!」と同じです。急にテニスの王子様で例えるな。

あとおだっちの作品か?と思うくらいには基本ボン・キュッ・ボンの若いチャンネ〜かババアの二択という女性の人権のなさが出てるのでもうちょっといいバランスにならないかなと思いつつ、言うて小島秀夫作品よりは女性の幅がすでに広い気もしますね。急に自ジャンルの終わり情報を書くな。インド映画、Googleで巻き起こったカースト制度の戦いとか映画化しないかな。してたら誰か教えてください。
バーフバリが私にとって完璧な映画すぎて、どっちが好きかと言われたらバーフバリなんですけど、インド映画史に残る作品なのは間違いないです。こっから次はどういう作品をお出ししてくるんだろう。畳む

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