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黒澤明監督「天国と地獄」観た
不真面目な映画のオタクなので人生で初めて黒澤明映画観ました。
白黒映画だけどめっちゃ観やすくて、というかこれって多分慣れで、最初こそ白黒だなと思って観てますがそのうち脳内で勝手にカラーフィルターかかるもんなんですね。そこは物語を見る上でなんの支障にもならなかった。テニミュを現地で見たことがない人が「いやボールなしでやってるんだよねあれ?違和感しかないでしょ」って口をそろえて言う現象に似てる。実際に見るまでは気になるけどいざ実際に舞台を観たらそんなこと覚えてないくらい違和感ないやつ。
なんの予備知識も入れずにそのまま観たら舞台が神奈川で笑いました。今でもサジェストに「治安」と表示される黄金町、今の5億倍終わりの治安すぎる。犯行に使った車を乗り捨てられる綱島。ふんわり出てくる江ノ電。
新幹線より前の特急「こだま」の車内どころか運転席を後ろから乗り込んでのカットが貴重すぎて映画、ありがて〜!!の気持ちになりました。こういう今もう絶対観られないだろう部分の映像っていいよね。実際の電車の設計をトリックに物語が進む構成、信頼できる…あと鉄道の音が入ってるから専門家に聞けばわかるだろ!つって国鉄社員に聞く流れ好きです。専門職もしくはオタクに聞いて何かが解決する展開好きなんだよな。その該当人類がずっと喋ってる感じも好き。国鉄のオッチャンがそうめん食ってるのも好き。
あと「シュシュシュ!ってありゃね、パンタグラフの音じゃないですよ。旧式のポールが架線に擦れて出る音なんですよ。今どきポールで走ってるのは江ノ電くらいのもんでさァ(略)」って説明するところ本当にそうなのかなと思い実際に鉄道従事者に聞いてみたところ「あ〜なるほど…!」と深く納得してたので鉄道の人類にはわかるんだな…と思いました(感想)。
デンゼル・ワシントンの新作のリメイク元だから…というきっかけで観ましたが観れてよかったです。ほかにも観てみたいな〜。畳む

スパイク・リー監督×デンゼル・ワシントンの「Highest 2 Lowest」、A24とAppleの制作ということでApple TV+での配信は決定してるっぽいものの日本での公開がなさそうなのが気になる。アメリカで8月公開、9月以降配信っぽいのに日本でこの時期まで話題になってないのはどうなんだ…黒澤明監督「天国と地獄」のリメイク(再解釈)映画だというのに…洋画、客が入らないのか…
フィールド・オブ・ドリームス観た
レイ・リオッタがめちゃくちゃかっこよくてデスリベンジごと浄化される感覚がありました。デスリベンジごと浄化って何?
日本に住んでる人類の頭すぎて「この人たち満足して成仏しちゃわない!?大丈夫!?」と謎の心配をしていたんですがキリスト教に成仏の概念はないんだった。本当にめちゃくちゃ心配した。ただよくわかってないんですがこのエリアを出ない限りはずっとこの球場にいてくれるのかな?ある種の天国だからずっといてもいいのか。

主人公の言動だけ見てるとお、おう、大丈夫か?みたいな気持ちになってしまうものの(周囲からの反応がね…)奥さんのキャラがいい味付けですごくよかった。オラ表出ろ!!!ってタイマン勝負宣言するところ好きすぎる。あと「たった今私がファシズムの台頭を食い止めたって言うのに」ってセリフ日常会話で使っていきたすぎる。
基本的にちょっと不思議ファンタジー、でもそこに夢が詰まったつくりでなんだか好きだな、という枠の不思議な映画でした。MLBで実際に試合が開催されたのも含めてよかった。選手が出てくるときトウモロコシ畑からなの、まあそうなんだけどいいんだ…みたいな気持ちになって笑顔出た。あと潜入レポ書いてくれそうな作家のおじちゃんも好き。畳む
「A Working Man」が全米公開されたことだしそろそろハゲの次作も情報出てるかな…と適当に見たら「ビーキーパー2」「次のワイスピ」「Mutiny」「タイトル未定」と4タイトルも出てて笑顔になった。
ジェイソン・ステイサム『ビーキーパー2』製作決定...
やっぱビーキーパー続編やるんだ…監督が変わるのはひとつ不安要素だけど良い方に転がるといいな〜
あと「A Working Man」の日本公開予定がまた正月らしくて笑った。ハゲ映画は縁起がいいから正月にやれば客が入る理論、あまりにも正しい(日本公開がかなり遅いけど)。
そして日本では2026年春公開予定らしい「Mutiny」、ジャン=フランソワ・リシェ監督って誰やと思ったら「ロスト・フライト」の監督なんだ。映画館で予告編は観てて、『飛行機が緊急着陸した先はフィリピンの反政府ゲリラが支配する無法地帯の島だった…!』みたいなフィリピンをなんだと思ってるんだ枠映画すぎて笑ったやつだ。そのうち観よう。
マルコムX観た
  • デンゼル・ワシントンでキャッキャ言ってるのにまだマルコムX観てないのなんらかの重罪だろ理論で観ました。デンゼル・ワシントンはあれ観とかなきゃ映画が多すぎる。ジョンQとか昔見た気がするけど何も覚えてないから今度観ます…(ジョンQにレイ・リオッタが出てるってマジ!?デスリベンジ映画じゃん!!!)
  • 冒頭で流れる黒人が白人にボコボコに殴られてる映像、92年の映画なのに「ほぼ似たようなシチュエーションでこないだあったやつだ…」となるので辛い気持ちになる(ジョージ・フロイド事件)
  • 顔整った若い子だな…と観てたら普通にデンゼル・ワシントンでビビった。92年の映画ってことは今70歳になるデンゼルおじちゃんが半分の年齢くらいの時の撮影ってこと?デンゼルおじちゃんはこの頃からずっと歯が綺麗だな。
  • 向こうの社交場ではとりあえずダンスが入ってくるけど(プロムとかの文化も)壊滅的な運動音痴はこの世界には入れないんか…?見えない存在なのか?
  • この時代に白人女性がこういうちょっと治安悪いところ出身みたいな黒人男性と遊ぶ感覚がよくわからないんだけど、ちょっとワルなやつと火遊びみたいなことなのか?不倫(浮気?)だし。
  • 刑務所とムスリムの方といえば「大脱出」のカッコいい彼ですが…(あいつマジでかっこいいよな…)
  • 歩いて病院向かって警察相手に“正義を行え”って言うシーン、完全にイコライザーだったな…(全身イコライザー人類)
  • というかイコライザーのあのセリフ選びはマルコムXのオマージュだったりするのかな?デンゼル過去作オマージュがちょいちょい入る監督なので…
  • 最初のシーンの方のマルコムくんと終盤のマルコムくん、演じてるデンゼル・ワシントンはそう変わらない時期のはずなのに年齢も覚悟も全く違うものに思えてすごい。どうやったらこうやって演じ分けられるんだ。すごい
  • マルコムXがそのまま降臨したみたいな、体に宿してそのまま演じるみたいになっててえげつない。初めて師に会って体液が流れ出るシーン凄すぎない?
  • 瓶で人殴ってそのまま警察呼ぶとかもなく話が進むところ好き(全身アクション映画オタク人類)
  • いや、まあ「黒人が警察を呼んだところで何も意味はない」時代なんだろうけど…
  • にしても白人=神!に対抗して黒人=神!理論はアジア人から見ると「そう…」という気持ちにはなるな。終盤のOL自分探しの旅で切り替わるけど。
  • マルコムXの物語はこの凶弾により幕を閉じたけど、実際の現実で今も動きがある話だと知ってなんとも言えない気持ちになってる。無実なのに何十年も刑務所に入れられていた二人もそうだけど、残された妻や娘ちゃんたちの現在が。妻が亡くなった原因があまりにも…ここまで来てまた火災なのかよという…
  • 私の中で映画はいろんな物事を知るきっかけになっていいよなの気持ちが強いんですがそれが改めて実感できた映画でした。色々関連した情報調べてみようの気持ちになる。ありがとうデンゼル・ワシントン…(急に?)
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余談
  • 改めてKKKの服装見るとまずキン肉マン超人タッグ編のヘルミッショネルズ(入場時)が思い浮かぶんですが、この漫画部分は向こうでそのまま印刷されてるのかな。ブロッケンJr.関連はドイツで改変されてると聞きますが…
  • そもそもゆで、KKKモチーフに描いたのか…?何もわからない…アメリカモチーフ多いから普通にありそうだけど…編集止めないのかな
  • マルコムX観て真っ先にヘルミッショネルズ連想するのやめたい
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ジェイソン・ステイサム主演最新作「A Working Man」のトレーラーが上がっていたので観た。トレーラーだけだとちょっと間延びしてそうな印象だけど作品はどうだろう(90分くらいでまとめてくれ!)。
最近実感してるのは、もう私の大好きな80年代筋肉アクション暴力映画をハリウッドでバリバリやれるのは実質ジェイソン・ステイサムくらいだということです。動ける人はいても知名度が足りなかったり、知名度はあってももう年齢的に難しかったり…貴重な人材すぎる…いつまでも元気でいてくれ…
あとこの動画のトップコメいくつかで笑った。世界共通認識すぎるだろ。
グラディエーター無印、あらゆるアーティストが影響受けたんだなということがわかって良かった。とりあえず分かりやすくバーフバリが浮かんだ。やっぱ男の拳勝負で武器を先に出したら負けなんだよな。
ウーヴェ・ボル監督ってデスリベンジでグラディエーターをやりたかったんだ……(今更すぎる気づき)
グラディエーターのⅡを観る前に無印観とくべきだろうな…と再生したらデスリベンジの森みたいなところからスタートしたので頭の中がデスリベンジになってしまった
もうこれリドスコへの侮辱罪だろ
それともアメリカ人の大半にウケる味として作られたアメリカ版日清カップヌードルが日本人の口に合わないため「まずい」という日本語記事がインターネットにたくさん存在するだけで向こうの人的にはフツーにおいしいんだろうか。あの映画でカップヌードルを食べ続けるデンゼル・ワシントンはどういう意図で描かれたんだろう。
それはそれとしてカップヌードルを啜るデンゼル・ワシントンのシーンはかわいいです(何の感想?)。
いわゆるロッキーの生卵飲み込みシーンを見て「卵、栄養あるもんね!」という感想を抱くか「えっ生卵!?サルモネラ菌が!!!!!」と絶叫するかみたいな問題なんですが、カップヌードルはどの国も同じ味だと思っていた…まずいカップヌードル………
映画「クライシス・オブ・アメリカ」でデンゼル・ワシントン演じるマルコ少佐が日清のカップヌードルを買い込み自宅でそればかり食べるシーンがあり、それが『自炊するタイプではないひとり者の退役軍人という表現(少し病んでいる)』であることは分かりつつもカップヌードルおいしいよね〜!の気持ちで観ていたんですが、どうもアメリカのカップヌードルは日本のカップヌードルと味が異なり(グルタミン酸が入ってない、謎肉などの具が異なる等)まずいらしく…あの映画でカップヌードルを啜るデンゼル・ワシントンに対しての感情が迷子になっている…美味しいもの食べて、マルコ少佐…
ジェニーの記憶観た。
基本的にずっと吐き気を催すグルーミング&性被害のアレコレが続き、かなりしんどい内容。最近嘔吐映画ばっかり観てるな…。
途中で主人公が母親に対し「でも私は彼と愛し合っていたから(同意があったのだから性被害者ではない)」と訴えるシーン。かなり厳しい。人間って自分の心を守るために結構記憶改変するよなの気持ちに。苦しい。
あ、ただ主人公が大学の授業内で生徒に初体験(セックス)の感想や実体験を話すよう要求してるシーンに困惑した。こんなん他の生徒の前で言わせる内容じゃないだろ。国の文化の違い?これ2018年の映画で企画が動いたのは2015年、今が2024年だから違和感覚えてるのかなあ。
この映画も何度も観たいものではないけど一度観ておくのは必要だなと思ったので観てよかった。かなり厳しいけど…。
乗馬先の女の先生の女優さん(エリザベス・デビッキ)がすごくきれいな人だった。コードネーム U.N.C.L.E.出てるのか…観たけど覚えてない…テネットは観てない…畳む
関心領域観た(以下ネタバレ)。
世の中の感想は賛否両論らしいが私は結構好きだった。何度も観たくなるわけではないけど…。眠くなるっていうのはなかったなあ。それより観客の知識の範囲が問われるので(そうしないとその裏で何が起きているのか連想できない)、りんごを埋める少女が何なのかよく分からず自分の無知を恥じたりした。ピアノ弾くシーンも合わせてなんか反ナチスな行動なのは分かったけど細かいことは知識がなくて分からなかった。あの少女は飢える囚人のため食料を少しでも分け与えようとする実在したポーランド人とのこと。
家のお手伝いさんがユダヤ人であそこに連れてかれたんだよねぇ〜カーテンパクったらよかった〜ぐらいの話をさらっとしてたり歯磨き粉の中にダイヤ入れてて草すぎ!とか言ってたりするシーンでハァーーーという気持ちになっていたら、最初の毛皮のコートも略奪品で、口紅も直でつけてないのは他人が使ってたもの、かつ子供が見ていた金歯をつけていた人物は労働してるか死んだだろうし、二度と言うなよ!って軍人の口調を真似てる子供は周りで何が起きてるかわかっているし、弟を捕まえてビニールハウスに突っ込んだ兄貴とそれに対して裏切り者〜!と叫んで遊ぶ二人は戦争(アウシュヴィッツ)ごっこ。川に流れてきたどんぶらこアイテムはご遺体で感染症を防ぐために即帰宅…めっちゃぶん投げてくるじゃん。怒涛じゃん。
でも私がこの環境下で、ユダヤ人はゴミだから焼かれて当然♬という教育のみをされ続け、隣を無視さえすれば最高の住環境が得られるのよ♪と言われて過ごしていたとしたら絶対にこうならないなんて言い切れないかもしれんな…という自問自答の波に飲まれる映画。いいですね。奥さんがいちばん大事なことは「転勤族イヤ!」「あなたが単身赴任してよ!」「私は子どもたちと共に豊かに暮らしたいんだから!!」というご自身に関する熱い主張。まあ人なんてホルモンバランスひとつで性格も変わるし、育ってきた環境で基礎や土台が組まれるからすべての人類が真っ当に正しく生きられるなんてまったく思えないんですよね。ソースはスラム育ちの私。自分の善性をそんなに信じていない。
あとこの映画に近い見せ方をしてるのは「この世界の片隅に」だと思ったんですが(映し出す家庭の立場とかは違うものの、直接原爆を見せない・かつ戦時中の演出が)、それを考えると更に「やっぱこういう環境なら自分は慣れちまうのかも」と思いますね。人はそんなに遠くの全てを意識して生きてはいられない。半径数メートルが限度なのだ。
ただひとつ、この家は最高!子供を育てるのに最適!庭も部屋もステキ!とずっと連呼してるけど、こんなに騒音やべー家は隣でやってること抜きでも住むのやめたほうがいいだろとは思いました。耳悪くなるよ。風向きによっては人燃やした煙と灰が毎日降り注ぐし。慌てて洗濯物取り込んだりもあるし。そら妻の母親も帰るよ。映画だと分からなかったけど臭いとかどうなんだろう。家の使用人が「てめーも灰にしてやろうか」「バカ女」とか奥様に煽られたりで気の毒だった。そら赤子見ながら酒浴びるように飲んだり隠れてタバコ吸うよ。終わりの労働環境。ていうか奥様は子供産んで夜間の育児放置で寝られるのか…。これが“良いご身分”…(この妻、忠実だと戦争後に夫が処刑されたあと再婚してアメリカに移住してるのあまりにもたくましくて笑った)。
手慣れた感じで部屋入ってきて靴脱いだ女、まあそうかと思ってみたら次のカットでヘスがちんちん洗っててそうだねの気持ちになった。ちんちん丸出しで移動できないのはまあそうなんだけど一回履いちゃうとパンツ汚れない?娘ちゃんの「汗かいてる」のワードの追い打ち感。
友人にラストが「アクト・オブ・キリング」だよと言われ見たらあまりにもアクト・オブ・キリングで笑ってしまった。パーチー行ってどうガス室で効率的に殺すかとか考えるのやめよう。そらゲロも吐くよ。畳む
ボーン・コレクター(1999)観た。
多分幼少期には観てる気がするんですが全然覚えてなかったので改めて観た。1995年の「セブン」以降サイコ・サスペンスが流行ったんだなあの気持ちになるやつ。
デンゼル・ワシントン、顔と首まわり、それと人差し指一本しか動かせないという演技力が問われるシチュエーションでずっとかっこいいのでずり〜〜!の声が出ました。実力がある役者さんじゃないと演じきれないやつだ。あと使ってるコンピューターが完全にSiriでよかった。実際Siriより高機能だったな。あと仕事中に「僕がついてるよ」みたいなこと私も言われてえよ。デンゼル・ワシントンがついてるなら無敵だろ。
アンジェリーナ・ジョリーといえばトゥームレイダーで止まっている人類なんですが(あとチェンジリングとソルトは観たな…)、作中で過去にモデルやってた話がすんなり納得できる外見過ぎてパワーだなと思いました。いつ見てもパーツの力が強いな…。あと彼女も急にご遺体の腕を切って持ってきてねって言われたらそりゃ泣いて拒否ってもいいと思う。仕事ではあるけど誰にでもすぐできる労働内容じゃないだろ!ご遺体切って持っていくのは!
後半、身体が不自由なデンゼル・ワシントンの身体勝手に触ってるアンジェリーナ・ジョリーのシーンで「え!?その行動に対して謝罪なし!?あかんやろ!!」と真っ先に思ったんですが多分当時の演出として『心が惹かれ始めている彼女の行動』みたいな枠でセーフだったんですよね…多分…2024年ではダメだと思いますが…(男女問わず)少し考えて、25年経てば色々な価値観は変わるよな…の精神で落ち着いた。あと現代の映画だったら最後はカップルオチにしないとも思う。まあこれは原作がありますが…冒頭の彼氏が気の毒だけど。
デンゼル・ワシントンが犯人の手をベッドで挟み込んで血まみれにしたシーンと首元に噛み付いて血まみれにしたシーン好きすぎる。やれやれー!って声出た。主な感情がイコライザー及びマイ・ボディーガード側の人類すぎるだろ。畳む
映画「ジュリアン」観た。
裁判所が見抜くなんてできないんや…の気持ちと、DV父の俳優普通にしてても怖いのに猟銃持ってDVバトルさせるの普通にハチャメチャな恐怖ですごかった。警察が迅速に対処してくれて良かったね…やっぱ警察よ…(解決)
作中、ドアがあらゆる話の入口出口として作用してたけど、まさかそれをブチ破るのに猟銃持ち出すとは思ってなかったからビビった。ハンターだって話はあったけど…猟銃で脅しに来るなんて一般人は想定してないから…
ジュリアンが死んだ目で車乗ってるシーン全部かわいそうだった。ICレコーダーとか持たせたらあかんのか?と思いつつ持ってるのバレたら大変なことになりそうだし……でも冒頭の家裁の調停では「言うて証拠ないよねそれ?w」みたいなこと普通に言ってくるし…もっと気軽に証拠取らせてくれや!それとジュリアンが脅されるシーンはそういう経験ある方は過呼吸とか出るかもしれないから気をつけて見て欲しい…車の中でバンバン!!ってされるあたりとか…
ジュリアンの姉が妊娠したっぽい伏線があったのに特に回収することなく終わったのだけ謎だった。最後は帰るね〜みたいなことを言いつつカップル二人は帰らない、それによりDV父の暴力からの解放かつ学生妊娠でこれからの未来(色々大変そう)が少し暗示してるのか…?最後なんか置いてたのは鍵や置き手紙かな。家出するのか?学生妊婦が!?無茶だろ!明らかにボーイフレンドは御家庭を築くのに頼りになりそうな表現がされてなかったし……あと発車間際の駅ホームでくっついてるのは素直に危ないからやめよう!畳む
映画「来る」を久しぶりに観た。
相変わらず最初から最後まで最悪が続く映画。柴田理恵のシーンと除霊甲子園予選で現地入りしようとする各除霊師のシーンがあまりにも好きすぎる(新幹線の車両移動→カプセルホテルのシーン大好き)。あと子供と母親という点でふと「子宮に沈める」と「あのこと」を思い出した。どちらの映画も万人には勧めませんが…
初めて観た時は気付かなかったけど韓国勢もお祓い参加してるの良すぎる。絶対「コクソン」にいた方々じゃん(?)。コクソンもまた観たいな。
そして作中の最悪セリフランキング付けたかったけどどれも最悪すぎて悩んでる。混戦すぎる。
1位「育ちかなぁ〜」
2位「たかが一人産んだくらいで」
3位「じゃああげるよ!」

この辺かな…全部最悪だけど……畳む
「ヴァチカンのエクソシスト」面白かった。プレステかSteamに原作ゲームありそう感がよかった。注射器の刺し方がサラ・コナーすぎるだろ…。完全に実況向け。原付もかわいい。絶対続編やってほしい。
映画「フィラデルフィア」観た。
なんとなく気分が晴れず、いい映画でも観て気分変えたいな〜と思って観たけど大正解だった。
デンゼル・ワシントンをきっかけに視聴したら、中身はトム・ハンクス×デンゼル・ワシントン×あらゆる実力派俳優でずっと画面が締まっててえげつなかった。顔のドアップシーンがめちゃくちゃ多いんですが、それが可能なのは出てくる人がみんな顔で演技できるからだった。演技力ガチ勢達による最高峰演技派の殴り合い。えげつなさすぎる。
中でもアントニオ・バンデラスがめちゃくちゃにヤバすぎて泣いてしまった。アントニオ・バンデラスがキャスティングされてるのは知ってたのに、あれバンデラスどこで出てくんだろうとマジで画面を探してたら最初っからいた。全然気付かなかった。声優でも俳優でも、同じ人類で顔立ちや声は同じなのにまったくの別人を演じ分けられる人っている。エクスペのガルゴが頭に入ったまま見てたから気づけなかった。そしてバンデラス(ミゲール)が主人公の指先にキスするシーンすごすぎてびっくりした。あまりにも愛の塊じゃん。こんなに全身で彼への愛を表現できる俳優だったんだ。
あとデンゼル・ワシントンのバッチリウィンクが見られて嬉しかった。弁護士のスーツがバッチリ似合ってて…かっこよすぎる中この立ち振舞い……ありがてえよ、こんなレベルのものがU-NEXT見放題に入っててくれてよ……(感謝)
あとオペラを聴きながら自身の生を全身で表現するトム・ハンクス、それを見て心動かされ愛する人に改めて愛を表現するデンゼル・ワシントン、この辺マジで演技力ぶん殴り大会決勝戦すぎてひたすら口開けてみてた。殴ってくれ、俺を……(急に何?)

余談ですが、最近のハリウッドや俳優界隈では「マイノリティはその当事者が演じるべきだ」という風潮があって私は基本的にはそれに対して反対意見なんですが(仕事を得るためにマイノリティ側のカミングアウトが実質強制されてしまうのではという危惧と、自分の属性以外のものは演じられないのであれば俳優とはなんだろうと考えている為)、もしこの映画を現代でやるとしたら私生活では妻がおりマイノリティの公表をしていないトム・ハンクスはこの役を演じられないのかなあ。畳む
「スライ:スタローンの物語」観た。ロッキーは愛の物語だって伝えられる今のスタローンかわいい。スタローンが抱く父親との確執、現在の感情は本当に時間をかけてやっと辿り着いた赦しの境地と受け取ったけど、私はまだそこまでたどり着けないな。
クエンティン・タランティーノがガチオタ解説枠にいて笑った。タランティーノ作品を全然観たことがないのでそのうち観てみようかな。